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情報公開

病院紹介

当院の主な取り組みについて

当院は、公益財団法人が運営を行っている市立病院として、柏市域等における住民の健康を守るということを自らの使命としており、その実現のため小児救急医療などの医療機能の拡充に加え、災害時医療や感染症の拡大防止などの非常時の医療にも取り組んでいくこととしています。
そのような取り組みを行うにあっては、まずは、その基礎となる組織体制がしっかりしていなければなりません。

そのための主な取り組みとして当院では、診療部、看護部、診療協力部、事務部などの機能別の部門に横断的に関わる医療安全管理室や相談室(CS室)を設置し、医療安全や相談等、専門性の追求や情報の共有化を図っています。また、各部門の有志からなる広報委員会において、広報誌を制作・発行するなど、情報発信にも努めています。

行動計画

職員の仕事と子育ての両立、女性の職業生活における躍進の推進を図るため行動計画を策定しています。

倫理委員会に関する情報の公表について

近年の科学技術の進展に伴い、臨床研究の重要性が一段と増していることは、皆様ご存知のとおりです。
当院では、人間を対象とした臨床研究等が、被験者の人間の尊厳及び人権の尊重、個人情報の保護、その他の倫理的及び科学的に配慮されたものであるかを審査・審議するために倫理委員会を設置しています。
つきましては、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に基づき、平成21年度以降の倫理委員会に関する情報(委員名簿、手順書、会議の概要)を公表することといたします。

中途採用比率の公表について

診療情報管理室(病歴管理室)について

病歴室では「カルテが規則正しく記載されているか」や「必要な書類がすべて揃っているか」等を点検することや、カルテ管理・保管に関する仕事をしています。
個人情報保護法等に基づいたデータ収集や学会の研究目的など二次的な情報として活用することもあり、その際のデータ作成に関わる仕事もしています。最近ではカルテ開示も一般的になっており、患者さんにもわかりやすいよう書き方や内容を検討することも、大事な仕事です。このようにカルテ病院で起こった出来事全てが記録されたもので、大切な人生の記録でもあります。正確な記録を残すことが、皆様の健康づくりに役立つものと考えて仕事に当たっています。

日常業務
  • 入院診療情報管理システムの管理(データベース作成)
  • 診療記録の量的、質的監査
  • 診療情報の提供(データ抽出・加工・分析)
  • 診療記録の整理・保管
  • 診療録(紙カルテ)の閲覧、貸出
  • 各種統計資料作成
  • 診療情報開示
  • 個人情報保護法関連等
  • デ-タ提出(EFファイル/様式1/Hファイル)
  • 退院診療録の点検・製本
  • 診療録貸出業務
  • 診療録廃棄
  • 診療録開示業務(開示資料の準備)
  • 診療記録を構成する諸書式の管理
診療情報業務
  • 国際疾病分類(ICD-10)に基づく疾病分類(コーディング) 
  • 診療記録に基づく、傷病名と診療行為の整合性チェック
  • DPCデータ集積、確認・エラーチェック
  • 各種統計(時間外診療、救急搬送など)
  • 標準病名の統一化
地域がん登録事業への参加
  • 院内情報システムアドミニストレータ業務
  • パソコン、情報システムのトラブル時の一時対応
  • 院内情報システム導入時の他システムとの連携仕様確認
  • 院内ネットワークの構成および運用管理
  • 院内システムID/パスワードの発行・管理業務
  • 病院情報システム、その他業務システムの動向把握
  • 個人情報保護に関する規約の整備
  • 病院情報セキュリティに関する規約の整備
各種委員会運営
  • 診療録管理委員会運営
  • DPC委員会運営
  • 疾病コーディング委員会運営
  • 情報管理委員会運営
    (病院情報セキュリティに関する委員会、個人情報保護に関する委員会を兼ねる)

医療安全管理室について

医療安全管理室は、医療の質を向上させ、良質で安全な医療の提供、患者や現場で働く病院職員の安全を守るため、組織横断的に医療安全を推進する部署です。
平成19年4月に病院長直属の組織として設置されました。

主な業務
  1. 医療事故およびインシデント報告書の情報収集・原因分析を行い、改善策を現場にフィードバックして再発防止を図る。
  2. 事故発生時に初動対応と事故調査を行い、事故報告書を作成する。
  3. 医療安全管理の指針・マニュアル等の作成・修正と内部監査を行う。
  4. 院内巡回により業務環境の安全点検を行い、医療安全にかかわる環境整備を図る。
  5. 職員への医療安全に関する教育活動を行う。
  6. 病院内の医療安全にかかわる会議を開催する。
  7. 目標に対する成果報告などを行うことで職員への活動内容の発信を行う。
  8. 苦情・クレームに関する相談や、医療安全に関わる事故や疑問には、相談窓口として患者と医療者間に中立的な立場で介入し問題解決にあたる。

  9. 医療事故にかかわる職員のメンタルヘルスを推進する。
  10. 地域の医療機関と連携し、医療安全に関して相互に評価しあう。

感染症防止対策室について

当院では、感染対策の指針に基づき全職員が医療関連感染対策の推進に取り組みます。
専任の医師、専従または専任の看護師、薬剤師、臨床検査技師、事務職員で構成され感染防止対策室は、感染対策の指揮をとりながら各部門から選任されたリンクスタッフと協力し感染対策に取り組んでいます。また、保健所や医師会、地域医療施設と連携し、地域全体で感染対策への取り組みに協力していきます。

主な業務

感染防止対策の主な取り組み
  1. 手指衛生を中心とした標準予防策の徹底
    WHOの手指衛生のFive momentsを推奨し、各部門のリンクスタッフ(看護チーム)が手指衛生の取り組みを行い、毎月評価を行っています。
  2. 感染症別・処置別予防策の実施
    疾患に応じ経路別予防策が選択し実施できるようにしています。
  3. 院内ラウンドによる感染防止策対策の確認・指導
    院内ラウンドを毎週実施し、感染対策の実施状況を把握し必要に応じて実施での指導や環境のラウンドを行いながら、指導や改善点を確認しています。
  4. 感染対策に関する職員教育、相談
    入職時の感染対策のオリエンテーションや集合研修、全職者対象の感染対策研修会などを企画実施しています。また、職員からの針刺しなどの相談に対しては、個別に対応しています。
  5. 感染症発生状況の把握と発生時の対応
    検査科からの情報や検査データをチェックし、また部門からの情報をもとに感染症の発生状況を把握し、通常と違うことが発生していないかを監視しています。
  6. 感染防止対策マニュアルの作成・改訂
    最新の情報をもとに、必要に応じてマニュアルの改訂や新規作成を行います。
  7. 地域医療機関及び医師会・保健所との連携
    感染防止向上加算連携施設との情報交換や相互ラウンドの通して感染対策の適正化を図っていきます。保健所や医師会、市内の向上加算1施設と連携を取りながら未知の感染症発生に備えて訓練などを実施しています。
    また保健所からの要請に応じ、老健施設などへの介入や指導を行っています。
  8. 適切なサーベイランスの実施
    リンクスタッフと協力してUTI、SSI(下部消化管)のサーベイランスに取り組んでい
    ます。
抗菌薬適正使用の
主な取り組み
  1. 抗菌薬適正使用マニュアルの作成・改訂
    厚生労働省健康・生活衛生局・感染症対策部・感染症対策課作成の「抗微生物薬適正使用の手引き」を基にして、当院における抗菌薬適正使用マニュアルの作成と適宜改定を行うことで抗菌薬の適正使用に努めています。
  2. 特定抗菌薬適正投与のモニタリングと適正な感染症診察を目的とした介入
    抗MRSA薬(バンコマイシン、リネゾリド、ダプトマイシン、テイコプラニン)、カル バペネム系薬(イミペネム・シラスタチン、メロペネム)については届出制を取っています。
    まず、使用届が提出されているか、用法用量が適切か確認を行います。またAST カンファレンスの対象患者さんとして扱い、必要に応じて処方介入を行い、感染症治療の 適正化に関与しています。
  3. 広域抗菌薬使用量モニタリングと適正な感染症診療を目的とした介入
    当院ではタゾバクタム・ピペラシリンを広域抗菌薬と定め、処方された段階でASTカンファレンスの対象患者さんとして扱い、必要に応じて処方介入を行い、感染症治療の適 正化に関与しています。
  4. 薬物血中濃度モニタリングの実施
    薬剤科の注射担当薬剤師、病棟担当薬剤師と協力して、抗MRSA薬等の初期投与設計、
    薬物血中濃度モニタリングを行っています。
    患者さんに適切な抗菌薬投与量を病棟担当薬剤師と相談しながら検討し、医師に提案するとともに、病棟担当薬剤師による副作用モニタリングのサポートを行っています。
  5. アンチバイオグラム
    アンチバイオグラムは、ある一定期間において検出された細菌の抗菌薬への感受性を示した表です。医師が抗菌薬を選択する指標とするもので、当院では感染防止対策室専任の臨床検査技師により1年に1回作成されています。