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地域密着型の医療

地域に安心を届ける医療の要
当院は市立病院として1993年に開院以来、急性期医療を担う地域の基幹病院として、柏市とその周辺地域の皆様の健康を守ることを使命としています。一般病床200床、17基本診療科を備えた急性期病院として運営しており、不整脈センター、糖尿病センター、健診センターなども有しています。
地域の他の医療機関との緊密な連携のもとで、小児から高齢者まで広い年齢層に対して救急対応や高度な急性期医療を提供しています。また、地域包括ケア病棟では、患者さんのスムーズな在宅復帰を支援してその後の介護や在宅医療につなげるなど、地域全体で患者さんを支える体制の一翼を担っています。
2021年11月の柏市議会で市長が現地建て替えを表明し、その後2023年4月に「柏市立柏病院 再整備基本計画」が取りまとめられました。中心となる入院病棟は現在の200床から240床に増床して2029年に竣工、外来棟は2031年の竣工を予定しています。新病院建設に向けて、診療科や小児二次医療体制の拡充、二次救急を含む急性期医療の強化、在宅復帰支援の充実など、なお一層市民の皆様のお役に立てる体制を目指しています。
高度な専門医療

専門医と新しい機器で、高度な医療を
大腸癌や膵癌など、消化器領域の悪性疾患は増加傾向にありますが、腹腔鏡や内視鏡を用いた低侵襲治療に加え、最新の薬剤や高度な手術手技を駆使した治療を行っています。
高齢化社会において、心疾患、糖尿病、慢性腎臓病などの内科的疾患が増えていますが、当院ではそれぞれの専門医が新しい治療を提供しています。たとえば循環器内科では、難治性冠動脈疾患に対する経皮的冠動脈形成術や心房細動に対するクライオアブレーションなど、大学との連携のもとで高度なインターベンション治療を行っています。
骨折や脊椎疾患も高齢者に多い病気です。整形外科では骨折や外傷に対する救急対応はもとより、脊柱管狭窄症などを診る脊椎外来も設けており、顕微鏡や超音波メスを用いたより低侵襲な脊椎手術をはじめ、さまざまな症例を手がけています。
また、眼科では、高齢者に多い白内障の手術のほか、高難度な網膜硝子体手術についても新しい医療機器を揃えて治療にあたっています。

地域で不足している専門領域に対応
小児科医不足が柏市や周辺地域で問題となっていますが、当院では東京科学大学(旧・東京医科歯科大学)との連携のもとで、神経、アレルギー、内分泌代謝など、小児科における様々な専門医が診療にあたっています。また、加齢とともに進行する慢性腎臓病は、放置すれば腎不全となり人工透析が必要になります。当院では専門医が慢性腎臓病の早期発見・早期治療に繋げるべく、診療にあたっています。
大学病院との緊密な連携

医療ネットワークで患者さんを支援
当院は東京科学大学(旧・東京医科歯科大学)及び千葉大学と緊密な連携をとっており、人事や医療技術の交流により常に新しい医療の提供に努めています。より高い専門性が必要な時は大学病院の信頼できる医師をご紹介して特に高度な治療を行い、その後の継続治療についてはご自宅から近い当院で行うなど、それぞれの病院の良いところを活かした治療をお受けいただくことが可能です。
教育制度の充実

人材育成に注力し、
すべての職員の成長を支援
当院は、質の高い医療を提供できる多職種の専門的な医療人育成に力を入れています。医師の教育については、内科系・外科系・小児科など、数多くの学会認定教育施設として機能しており、東京科学大学(旧・東京医科歯科大学)や千葉大学との人事交流のもとで、優秀な専門医を育成しています。
メディカルスタッフの新人にはプリセプター制度やシミュレーターを用いた研修でスムーズな職場適応とスキルアップを支援、専門分野別研修、資格取得支援を通して職員の専門スキル向上を図り、キャリア形成支援も行っています。充実した教育制度と人材育成を重視する文化が根付いており、職員一人ひとりの成長を大切にしています。