主な診療・検査内容

主な診療・検査内容

当科では泌尿器疾患全般の診断、特に前立腺肥大症、神経因性膀胱、過活動膀胱、尿失禁などの排尿障害や膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎など尿路感染症の診断・治療に力を入れています。 　排尿障害はさまざまな原因で引き起こされ、日常生活に支障をきたす疾患です。当科では超音波検査、尿流測定検査や残尿検査などさまざまな検査で膀胱の機能や前立腺の閉塞状態などを評価し、適切で効果のある治療法を選択して治療を行っています。
また悪性腫瘍、特に前立腺癌のスクリーニング検査も行っています。前立腺癌はわが国でも増加傾向にあり、死亡数の増加は2015年には1995年の3倍に増えると推定されています。これは、すべての癌の中で最も高い増加率ですが、早期発見・早期治療で治癒が可能な疾患でもあります。前立腺癌を見つける検査としてPSA検査は非常に有効です。採血のみで検査可能なため、短時間で強い痛みを伴うこともなく放射線の被ばくもなくスクリーニングが可能です。血液検査で疑いがある方には触診や超音波検査、MRI等の追加検査を行い、最終的には前立腺の組織を採取する針生検検査が必要か判断していきます。

当科での治療は投薬治療を中心として行っていますが、入院やより高度な検査、手術が必要な方につきましては東京医科歯科大学腎泌尿器科外科医局関連施設の国立がんセンター東病院、JAとりで総合医療センターをはじめ、他の病院と連携して治療を行っています。

診療担当医表はこちら