神経内科は、脳、脊椎、末梢神経、筋肉などの病気を扱う科です。よく神経科とか精神神経科、心療内科と間違われます。
内科の一部ですから、同じ脳を扱っていても手術をする脳神経外科とは違います。脳や脊椎の病気でも、手術をするような病気(例えば脳腫瘍など)は脳神経外科で扱います。手術をしない病気は、神経内科で治療します。
当科は令和3年4月以降、常勤不在となり、東京医科歯科大学医局より派遣された非常勤医師により外来のみの診療を行っております。つきましては、初診患者及びご紹介患者をお受けできませんので、ご了承下さい。
脳血管障害は、大きく分けて「脳出血」と「脳梗塞」になります。このうち脳出血は、出血の場所や患者さんの状況から手術が適切と思われる方がいます。このような方は、脳神経外科に手術をお願いします。脳出血でも、一般的に手術をしない場所の出血の患者さんは、神経内科に入院することになります。脳梗塞というのは、脳に血を送る血管(動脈)がつまって、脳の一部が障害されてしまう病気ですが、大変多く見られます。元々、ごくありふれた病気ですが、最近は人口が高齢化してますます増えてきました。
脳の一部が徐々におかされる病気です。例えば、脳幹という所に黒質と呼ばれる小さな黒い場所があります。ここがおかされるとパーキンソン病といって、手がふるえたり、歩くのが遅くなったり、顔が能面のように表情がなくなったりします。変形疾患はゆっくり何年もかけて病気が進行するため、御本人も御家族も、また、かかりつけの医師も病気であることに気づかないことが多いです。
脳や脊椎の運動神経(運動ニューロンといいます)がだんだん壊されてしまい。体中の筋肉がやせ衰え、力が出なくなってしまいます。