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白内障の治療方法、予防策について

白内障とは

目の中にある水晶体(カメラではレンズに相当する部分)が白く濁って視力が低下する病気です。ただし、外から目の濁りが見えるよりもずっと前に自覚症状がでてきます。特別な原因がなくても誰でも年齢が進むと発症します。

発症は45歳以上が多く、年齢を重ねるにつれて割合が増えます。ただし、進行には個人差があります。糖尿病による白内障は、普通よりも年齢10年分くらい進行が早いと言われています。また、世界的にみると白内障は今でも失明原因の第一位です。

白内障の原因と症状
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白内障の種類

白内障の種類は、発生する部位により症状も異なります。

皮質白内障 周辺の皮質から濁りが始まり、次第に中心に拡がっていきます。そのため、初期は自覚症状が出にくいです。頻度が最も多いです。
後嚢下白内障 後嚢の中央から濁りが始まり、次第に周辺に拡がっていきます。初期から視力が低下して、眼底検査では混濁のため、眼底がぼんやり見えます。日中が特にまぶしく見えるという自覚症状があります。
核白内障 核の部分が濁ります。近視が進むという特徴があります。これは、核が濁り密度が増すことにより屈折力(光を曲げる力)が変わるからです。

水晶体の構造

水晶体は基本的には透明で、タンパク質と水分からできています。

水晶体の拡大

~白内障と緑内障の違いって?~

白内障と緑内障は同じような名前であるため違いが分かりにくい方も多いと思いますので、簡単にご説明します。
まず、白内障は水晶体が混濁する病気です。白く濁るためにそう呼ばれます。
それに対して、緑内障は緑色に濁るわけではなく、視神経がダメージを受け、視野が欠け視力が低下する病気です。

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症状

白内障の主な症状は、「かすみ」「まぶしい」「視力低下」などです。
暗いところで見づらかったり、外や明るいところでは見えにくいことはありませんか? 水晶体が白く濁ると、水晶体の中に入ってきた光が散乱するため、「目がかすむ」といったみえづらさを感じるようになります。また、昼間の太陽光や夜間の対向車のライトが異常にまぶしく感じられるようになったりして日常生活に支障が生じるようになります。

白内障で生じる視力低下は、すりガラスを通して見ているのと同じなので眼鏡などでは矯正できません。眼鏡をつくりかえても見えにくさが変わらない場合は、白内障が疑われますので眼科医にご相談ください。

症状
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検査

白内障の検査には以下のようなものがあります。

主な眼の検査

屈折検査 遠視・近視・乱視の度数を測定します。
視力検査 どこまで見えるかの検査をします。
角膜曲率半径 角膜(目の表面)のカーブを測定します。この値が眼内レンズの度数計算に使われます。
精密眼圧 目の硬さを測定します。
超音波Aモード 目の長さを測定します。この値が眼内レンズの度数計算に使われます。
スペキュラー 角膜は5層からできています。そこの一番後面に位置する内皮の細胞密度を測定します。内皮細胞は角膜を透明に保つ役割をしており、年齢とともに少しずつ減少していき、再生されません。白内障手術では約5~10%減少するといわれています。そのため、十分な数があるか事前に調べる必要性があります。
細隙灯顕微鏡 細隙灯という拡大鏡にて目の具合を調べます。
眼底検査 瞳を広げる薬をつけて、水晶体全体を詳しく調べます。
眼底カメラ 白内障以外の病変があるかもしれないので、目の奥の状態を写真で記録します。
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治療方法

一旦生じた濁りは進行することはあっても、元に戻ることはありません。
ですので、「投薬治療」で進行を気休め程度に遅らせるか、白く濁った部分を眼内レンズに置き換える「手術」のいずれかで対処することとなります。

投薬治療は、白内障の初期の軽い時期に行います。治療薬にはいくつかの目薬がありますが、人に使える成分は事実上1種類です。それぞれ働きは異なりますが、いずれも水晶体内部のタンパク質の変性を少しでも防ぐことを目的としています。ただし、お薬による治療は期待できず症状の進行を完全に止めることはできませんので、水晶体の濁りが強くなってきた場合には手術が必要になることもあります。

  • 水晶体の濁りがひどく生活するうえで支障が出てきたりするような場合は、手術を行います。
  • 手術では、濁った水晶体を取り除き、眼内レンズを挿入することになります。
  • 最近では手術件数も増え、技術も安全性も向上してきました。手術にかかる時間も15~20分程度で済みます。

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手術

事前に

上記で挙げた検査のほかに、全身の検査(採血・検尿、胸のレントゲン、心電図)が必要になります。
そして、数日前からご家庭で抗菌薬の目薬をしていただきます。

手術中は

血圧・心電図・酸素濃度を測りながら行います。
麻酔をするので痛みはほとんどありません。基本的に局所麻酔で、仰向けの状態で寝てもらいます。
手術は水晶体の嚢を残して、中の濁りを超音波で砕きながら取り出し、代わりに人工レンズを嚢の中に入れます。手術に難しい問題がない場合、時間は15~20分程度です。

手術後

傷口が落ち着くまでに時間がかかるため、1~2週間は目を触ったりしないように眼帯もしくはゴーグルをしていただきます。また、その間は洗顔・洗髪もできません。ただし、目の辺り以外を拭いたり、美容院で仰向けの状態で髪を洗ってもらうのはかまいません。

視力は最低1ヶ月間は安定しません。1~3ヶ月間は数種類の点眼が必要になります。
人工レンズなので、入れてしまうと厚さを変えることができないため、老視と同じで、ある一定の距離にしかピントが合わなくなります。違う距離を見る時はメガネが必要になります。

数か月~数年すると、また視力低下やかすみ目がでてくる人がいます。それは、人工レンズの周りは生きている組織なので細胞が寄ってきて、どうしてもレンズとそれを支える袋の間が濁ることがあるためです(後発白内障)。その場合は、レーザーで濁りをとばします。麻酔の目薬を使うので痛みはありません。レーザー治療の時間は5分程度です。

当院での白内障手術の流れ

当院での白内障手術の流れ
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予防方法

予防
白内障は、目の老化現象ともいえます。

目は日常生活の中でも特に酷使される部位だと思いますが、目のレンズにあたる水晶体は、日光やテレビ画面などから常に紫外線を受けています。紫外線は水と反応することで「活性酸素」を発生する性質があります。この活性酸素はタンパク質を酸化させるため、目は老化してしまいます。そして老化したタンパク質は白色の"にごり"となって、白内障へと進行していきます。

目の老化を予防することは、白内障の予防にもつながります。

紫外線対策も白内障の予防策として重要です。紫外線の影響は生涯浴びた紫外線量に比例するといいますので、目が健康な時期からの紫外線対策も心がけるとよいでしょう。白内障予防としてサングラスをかけることをお勧めします。

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